VISION
作物学という農学分野の「ど真ん中」から世界の農業に革命をもたらす
廣岡義博准教授が所属する作物学研究室は,作物の栽培管理というアプローチから作物生育を考えています。
近年、スマート農業や精密農業といった言葉が独り歩きしている中で、私たちはその先の「新しい農業」の到来を見据えています。
気候変動下で、多様な環境ストレスが降りかかる中での作物生育を想定し、そのような環境における作物生育・生理の反応性を細部まで調査し、それらの情報を可視化することに挑戦します。目的に応じた作物生育情報の収集を通して、最適な栽培管理方法の提案を目指します。
卒業研究・修士研究
「研究」を通して、社会に役立つスキルを身につけてもらいます。卒業研究や修士研究というのは、もちろんそこから将来の農業のために役立つことを発見してもらいたいのですが、ごくごく短い期間で終わるものであるため、それ以上に皆さんが社会に出て役立つことを身に着けてもらうことを意識しています。
研究は今までの座学とは異なり、主体的に自ら考え動かなければ成果は出せません。計画を立てて、実験を行い、進捗報告をし、試行錯誤を重ねて、データを収集し、得られたデータを解析し、成果をまとめて発表するというプロセスをしっかりと積み重ねることは、これから皆さんが社会に出ていったときに必ず役立ちます。
どこまでやるかは、皆さんの自主性に任せますが、ここでどれだけ頑張ったかが、未来の農業と皆さんの未来につながると信じて指導しています。